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「板のり」も「焼ばらのり」も、原料となる海苔の原藻の種類は同じもので、海で養殖され、摘採されるところまではまったく同じです。
「板のり」は、摘み取られた海苔の原藻を、細かくミンチにかけて破砕し、簾の上で板のりサイズの四角いシート状に成形し、乾燥させます。こうしてできた乾のりを焼けば、一般的な焼きのりになり、焼いて味付けをすれば、味付のりになります。
「焼ばらのり」は、摘み取られた海苔の原藻を、ミンチにはかけず、摘み取られたそのまままの形で水洗いして乾燥させたものを、手ほぐしして、焼き上げたものです。
板のりのように、ミンチにかけないので、海苔の細胞壁が破砕されず、栄養素のミネラル、ビタミンや旨み成分の流出が少なく、海からの恵みを損なうことなくそのまま召し上がっていただくことができます。